パスピー使いこなせてる?意外と知らない便利な機能を紹介

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「PASPY(パスピー)」は、広島県内でバスや路面電車、アストラムラインを利用する機会がある人の大半が持っているICカードです。しかし、他県から来た人やあまり公共交通機関を利用したことがない人は知らないことも多いでしょう。そこで、今回はパスピーについて詳しく紹介したいと思います。設定をし直すだけで使いやすくなる便利な機能も要チェックですよ。

広島県交通系ICカード「パスピー」とは?

バスや路面電車を乗り降りする際に現金支払いをせずに、“ピッ”とかざすだけのパスピー。まずは、利用できる交通機関の種類や入手方法をチェックしましょう。

パスピーが使える乗り物は?

出典:広島県交通系ICカード

パスピーは上記のマークがついている交通機関で利用ができます。主な交通機関は広島を走るバスや路面電車で、アストラムラインでも利用可能☆バスピーの利用可能事業者は公式HPによると29社にのぼり、広島電鉄や広島バス、広島交通など広島ではメジャーなバス会社をはじめ、JR西日本が運営している宮島行フェリーや市内を走るフォーブルというタクシーでも使えます。県外で言えば、石見交通やいわくにバスなどでも利用が可能です。
また、パスピーを使うことでパスピー割引や乗継割引など、現金よりもお得に乗車ができます。

パスピーが購入できる場所はどこ?

出典:photoAC

パスピーは駅員のいる窓口で購入できます。主な取扱窓口はバスセンターや各バスの営業所などです。窓口での購入の場合、本人確認ができる物を持参すればパスピーに自分の名前を記名したり、子供料金が反映されるこどもパスピーの購入ができたりと便利☆
乗車中のバスや路面電車の中での購入も可能ですが、その場合、無記名パスピーのみしか購入ができません。パスピーは1枚2,000円から購入ができ、1,000円単位で最高20,000円までのパスピーが購入できます。パスピーの使い捨て防止のため購入時に500円のデポジット(預かり金)が含まれているのも特徴です。パスピーが不要になったときは、窓口に持っていくと手数料200円を指し引いた残額とデポジットの500円が返金される仕組み。購入はアストラムラインの各駅の窓口や自動券売機でも可能☆

パスピーのチャージや使い方は?

出典:photoAC

パスピーはカード内に繰り返しチャージ(入金)することで、何度も使えるカードです。チャージ方法はいたって簡単!バスの車内でチャージする場合は、乗務員へチャージの旨を伝え、乗務員の指示に従い希望金額を専用機械でチャージします。路面電車ではセルフチャージが可能です。他にも各営業所やバスセンターに配置されている自動チャージ機でのチャージや窓口でのチャージもできます。購入後初めてチャージする場合は、窓口でやり方を聞きながらやると失敗しないでしょう。
アストラムラインでのチャージは、自動券売機やのりこし精算機、職員のいる窓口でチャージができます。また、広島銀行や広島信用金庫、呉信用金庫などの一部ATMでもチャージが可能なので、現金を持っていないときのチャージも安心。

カープ好き必見!パスピーには限定デザインがあった!

広島東洋カープはいろんな企業とのコラボ商品を数多く発売していますが、パスピーも例外ではありません。2017年3月に広島電鉄とカープがコラボしたパスピーが登場!限定3万枚を発売し、申し込みが殺到したそう。
デザインはカープ坊やのキャラクターを中心に広島の観光名所や特産物のイラストを散りばめた、これぞ広島!というキュートなデザイン♡カープカラーである赤もインパクトがあります。
残念ながら現在は取り扱いがないアイテムで、次回のコラボ企画も今のところないようです。欲しい人はフリマアプリなどで出品をチェックしてみてくださいね☆

意外と知られていない、パスピーの便利な機能とは?

パスピーって意外と便利な機能がついているのをご存じですか?購入時のままだと使いこなせていない場合があるので、気になる機能がある人は窓口へ行って設定を変更してみましょう。

紛失しても安心な再発行システム

出典:photoAC

パスピーを紛失して焦った経験はありませんか?でも、ご安心を!記名しているパスピーなら紛失しても再発行ができます。紛失に気づいたら、本人確認ができる公的証明書を用意して最寄りの取扱窓口へ行きましょう。職員の方に紛失登録と再発行の整理票を発行してもらい、整理票発行日より4日以降14日以内に再発行整理票と700円(デポジット500円、手数料200円)、公的証明書を持ってパスピーを発行している事業者へ提出すれば、再発行ができます。万が一、再発行後に紛失したパスピーが見つかったときは、発行事業者の窓口へ返却し、デポジットの500円を払い戻してもらいましょう。

残額や履歴の確認はできるの?

出典:photoAC

残額が足りなくて、降りるときにアタフタした経験がある人は多いと思います。パスピーの残額は乗降車するときに機械に残額が表示されるシステムです。ただ、人の乗り降りが早い場合は、見逃してしまうことも…。そんなときは、自動チャージ機にパスピーを差し込んで残額の確認をしてみましょう。窓口へお願いすると残額以外にも直近の利用履歴50件または26週間以内までの利用歴が分かります。
アストラムラインの場合は、自動改札機にパスピーをタッチするとディスプレイに残額が表示されます。自動券売機でも残額の確認ができ、直近20件までの利用歴も確認可能です。もちろん窓口でも対応可能!
最近では、交通系ICカードをかざすだけで、残高が確認できるスマホアプリも登場しています。対象はiOS13を搭載しているiPhone7以降の機種だそう。また、ソニー株式会社が配布している「SFCard Viewer 2」というソフトを活用することで、PC上でもパスピーの残高や利用歴を確認できるようになりました。会社や家族のパスピーの利用歴が分かるので、防犯対策などにも活用できそうですね。

意外と便利!電子音でのお知らせ機能

毎回、残額のディスプレイを見忘れる!という人にピッタリの機能があります。それが、降車時にブザー音を変えて残額が少なくなったの知らせてくれるお知らせ機能。パスピーの電子音は基本的に“ピピッ”ですが、残高が1,000円を切ると“ピピピッ”と違う音で残額が少ないことを教えてくれます。意外と知られていない機能ですが、毎回、残額を確認するのが面倒だという人はぜひ使ってみて☆パスピーの購入時には機能がOFFになっているので、希望する人は窓口で設定を変更してもらいましょう。

うっかりを防止!定期券有効期間外の自動引去り機能停止設定

出典:photoAC

「定期券有効期間外の自動引去り機能停止」とは、定期券で指定した区間、期間であれば残額を減らさずに乗車できるシステムです。しかし、有効期間が過ぎていると自動でチャージ分から乗車料金を引き去られてしまい、チャージ分がいつのまにかなくなっていた!といううっかりミスが起きてしまいます。そんなミスをなくすために、定期券の有効期間外になった時点で、自動引き去りを停止する機能を搭載。この機能がついている定期券では有効期限が切れた場合、アストラムラインでは入場が不可に、バスの場合は残額不足として処理されます。

パスピーでお得に便利に移動を楽しもう

広島県内を現金よりお得に利用できるパスピー。便利機能も駆使して快適な公共交通機関での移動を楽しんでみて☆今回紹介した以外の詳しい内容が知りたい人は、最寄りの窓口などに問い合わせてみてくださいね。

※こちらの記事は2020年6月時点の情報です。

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担当ライター

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