家庭菜園におすすめ!簡単に始められる野菜やキット10選

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自分たちで栽培した野菜や果物などを収穫し、味わうことができる家庭菜園。子供たちに、食べ物の大切さを教える食育としてもおすすめです。自分で育てた野菜や果物は、いつもより美味しく感じられることまちがいなし。広い庭や畑がなくても大丈夫です。家庭菜園は、ベランダや室内でも簡単に始められますよ。
今回は、初心者でも育てやすいおすすめの野菜やキットを紹介します。始めるタイミングによって、育てる野菜や果物を選びましょう。ぜひ、適期をカレンダーに書き込んでみてくださいね。

家庭菜園を始めようと思ったら決めること

家庭菜園とは?

家庭菜園とは、自宅で野菜や果物などを栽培すること。自分が育てた野菜や果物をそのまま食卓で味わえるのが魅力です。子供たちといっしょに育てることで、食育の一環にもなりますよ。家庭菜園を始める際に決めることは、何を栽培するか、どこで育てるか、用土はどうするかなど。それぞれの野菜や果物の特徴や適期、育て方を知り、家庭菜園を成功させましょう。

庭?それともプランター?

家庭菜園は広い庭がなくても始められます。ベランダなどで家庭菜園を始める場合は、

・プランター
・野菜用の培養土
・鉢底石
・肥料
・移植ゴテ
・ポリポット
・鉢底ネット
・ジョウロ
・園芸用ハサミ

などを準備しましょう。野菜や果物の育成に合わせて、紐や支柱もあると安心です。プランターの大きさは育てるものに合わせることが大切。ソラマメやミニトマトなどは、根が十分に張れるよう深さ35cm以上ものが必要です。深さが最大40cmあれば、じゃがいもやにんじんなどの根菜類も栽培できますよ。

どんな用土にする?

家庭菜園に必要な用土はホームセンターなどで購入することができます。培養土は、野菜の生育に必要な肥料分が含まれており、生育を阻害する酸性度も適切に調整されているので安心。プランターに入れてすぐに使えるのがうれしいポイントです。
自分で用土を作りたいときは、赤玉土、腐葉土、堆肥などをブレンドしてつくることもできます。まずは、小粒の赤玉土と腐葉土を7:3でブレンドし、牛糞堆肥、馬糞堆肥などの堆肥を両手で2すくい加えます。排水性をよくするため、もみ殻燻炭を両手でひとすくい、土壌の酸性を中和する働きがある苦土石灰を片手でひとつかみ加え、よく混ぜ合わせましょう。薄目の液肥をつくり、ジョウロで用土全体がしっとり湿るくらいまで散布し、3週間~1ヶ月寝かせておけば完成です。

育てやすいおすすめの野菜・果物5選

プチトマト

出典:photoAC

苗から簡単に育てられるプチトマトは、初心者さんにおすすめの野菜です。春先に苗を購入して、プランターに植え付けましょう。プランターを置く場所には、日当たりがよく風通しのいい場所を選ぶこと。風通しが悪いと、病害虫が発生するリスクが高まるので気をつけましょう。また、プチトマトには支柱が必要です。プチトマトの苗から少し離したところに支柱を立て、強風などで茎が折れないように麻ひもなどで固定しましょう。

枝豆

出典:photoAC

たんぱく質やビタミンB1・B2が豊富で、ビタミンCも多く、野菜の中でも栄養価の高い枝豆。夏の栄養補給にぴったりな枝豆は、家庭菜園で育てやすいのもうれしいポイントです。枝豆は4月上旬から5月上旬に種をまきましょう。プランターに品質のよい野菜用の培養土を使うと安心です。苗から育てる場合は、となりの苗との間を20~30cmくらい空けて植えるのがポイント。枝豆は乾燥に弱いので、土の表面が乾いたら十分水を与えましょう。

パセリ

出典:photoAC

飾ったり、刻んでかけたりして楽しむパセリは、家庭菜園におすすめのハーブの一つ。パセリは、料理に入れるだけで風味もよくなり、栄養価も高い万能アイテムです。パセリは2年草なので次の年に花が咲くまで、一年中収穫できるのも魅力です。家庭でパセリを育てる際は、春か秋にホームセンターなどでポット苗を購入するのがおすすめ。ポットから取り出したら、根鉢を崩さないように大きめの鉢にやさしく植え付けましょう。株元を土よりや少し高めに植え土を寄せます。プランターの底から水が流れるまでたっぷり水を注ぐのがポイントです。

いちご

出典:photoAC

初心者におすすめなのは、一季なりのいちごの苗を購入し10月に植え付けをして、5月初旬から6月に収穫する方法です。プランターでも栽培可能ですが、いちご用の専用の鉢「ストロベリーポット」は見た目もかわいく、果実が垂れ下がって地面に付かないので病気の発生率も下がるのでおすすめ。花が咲いたら、やわらかい素材で受粉を行うのがポイントです。

ブルーベリー

出典:photoAC

ジャムやスムージーにしたり、ヨーグルトに入れて食べるのも美味しいブルーベリー。ブルーベリーを家庭で育てるときは、土が重要です。まずは、酸性土壌をつくるため、苗と同時に多めのピートモスを購入しておきましょう。鉢やプランターで育てる場合は、鹿沼土も必要です。2つの用土を均等な量混ぜて鉢に注ぎ、中心に苗木を固定したら土を足し、たっぷり水やりをして、緩効性の置き肥を施したら日当たりのよい場所に置きましょう。

手軽に始められる家庭菜園キット5選

ホームハイポニカ ぷくぷく 水耕栽培キット

出典:ホームハイポニカeショップ 

土を使わずエアポンプによる液体肥料の循環で根を育て、プチトマトを大きく早く栽培できる「ホームハイポニカ ぷくぷく 水耕栽培キット」。土を使わないので、土づくりなどの手間が省けるのがうれしいポイントです。ベランダなどを汚さず清潔で、簡単に楽しい野菜作りができると人気を集めています。ミニトマトの種が付属しているので、すぐに水耕栽培を始められますよ。もちろん自分で用意した種を使った水耕栽培も楽しめます。

リトルガーデン・プロ ワイルドストロベリー

出典:NAGAKURA CO., LTD

缶の中で栽培を楽しめる場所を取らない家庭菜園キット。缶の中身は、種と説明書、土が入っています。子供といっしょに野菜や果物がどんな風に育つのか観察しながら育てられるので、食育にもぴったりです。室内で栽培できるのもうれしいポイント。かわいいパッケージはお部屋のインテリアにもなりそうですね。種類は、ワイルドストロベリーのほかにミニトマト、ミニニンジン、ラディッシュ、ミニチンゲンサイ、ガーデンレタス、スナップエンドウ、バジルなどがありますよ。いろいろな種類を育ててみたくなりますね。

ECOT

出典: SEISHIN PLUS

古紙でつくられた国産リサイクルポットで育てるハーブ。家庭菜園キット「ECOT(エコット)」の始め方はとても簡単です。リサイクルポットの底に鉢底シートをセットし、シートがずれないように培養土を入れます。土全体に水がいきわたるようにジョーロや霧吹きで水を注ぎ、土に水を染ませましょう。種をまき薄く土を被せ霧吹きで水やりをして種まき完了。発芽するまで土を乾燥させないように気をつけましょう。ポットを使用後は土に埋めておくと生分解し土に戻りますよ。

パームガーデン

出典:うさ森商店

手のひらサイズの缶で家庭菜園ができる「パームガーデン」。缶の中には、種と説明書、土が入っています。パームガーデンはラインナップも豊富で、食べられる種類を中心に人気の植物が18種類そろっています。缶の中で育てられるので、室内での栽培も問題なし。缶のデザインもカラフルでおしゃれと好評です。リーズナブルな価格なので、いろいろな種類の植物を育てたくなりますね。

エコリング

出典:SEISHIN PLUS

まるで本物のたまごのようなデザインの「eggling(エッグリング)」。実はこのたまごは、陶器でできているんです。殻は土壌改良に効果を発揮する多孔質セラミックでできているので、栽培を楽しんだ後は、細かく砕いて花壇や植木鉢の土に混ぜましょう。中には種と土がセットされていて、上部をスプーンなどで軽くたたいて割って、水をあげると芽が出てくるしくみ。見た目もかわいいエッグリングは、種類も豊富ですよ。たくさんお部屋に並べたくなりますね。

家庭菜園で日常と食卓を豊かに!

家庭菜園の魅力や始め方、初心者さんにも簡単に育てられるおすすめの野菜やキットを紹介しました。広い庭や畑がなくても、ベランダや室内でも簡単に始められる家庭菜園。野菜や果物の成長とともに、植物を育てる子供の成長も見られることまちがいなしですよ。育てた野菜や果物を子供といっしょに調理するのも未来の楽しみですね♪食育に、ぜひ子供といっしょに家庭菜園を始めてみてはいかがでしょうか?

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担当ライター

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