自然を身体いっぱいに感じて思いっきり遊べる♪西部埋め立て第五公園

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 ぶらんこやすべり台、シーソーなど遊具が充実した公園や施設で遊ぶのはもちろん楽しいもの。でも、子どもって遊びを考える天才。何もないところでも、あっという間に「おもしろい!」を見つけちゃうんです。美しい緑に囲まれてこどもたちの想像力に任せて思いっきり身体を動かせる場所、「西部埋め立て第五公園」のご紹介です。

西部埋め立て第五公園って?

「西部埋め立て第五公園…」耳慣れない言葉にぎょっとしてしまった人もいるかもしれませんね。この公園は広島市西区の広島サンプラザに隣接している公園です。芝生広場やテニスコートなど、雄大な敷地内で四季折々の美しい顔を見せてくれる緑豊かなこの公園。実は隠れた「インスタ映えスポット」&「ピクニックスポット」として、子連れママに秘かな人気の公園なのです。

JR新井口駅から徒歩10分というアクセス良好なこの公園。なんと地下には大きな駐車場があり、411台もの車が駐車できるのです。 

駐車料金は昼間1時間120円。最大でも620円と非常にリーズナブル。家族みんなで車で訪れるのもおすすめですよ。

近くにはアルパークやコンビニなど、店舗も充実。近くのお店で食料を調達してピクニックをするのも楽しいですよね。もちろん、腕によりをかけてお弁当を作って芝生でいただくのもおすすめですよ

こんなに楽しい場所があったの?

さて、爽やかな秋晴れのある日、筆者も家族と共に西部埋め立て第五公園へとピクニックにやってきました。
緑が美しい芝生を見たときの子どもたちのキラキラした瞳、今も鮮明に思い出せます。あっという間に走り始めた子どもたち。芝生の上を思いっきり駆け回る。これだけで子どもたちはじゅうぶん楽しんですよね。

ひとしきりかけっこを楽しんだ後、子どもたちが「すごい!」と歓声をあげたのが西部の門の彫刻。これは、彫刻家の空充秋(そら・みつあき)氏の作品なのだそう。
青空をバックにそびえたつこの彫刻、なんだかそこだけ異国の地を切り取ったようで…。確かにこの彫刻をバックに写真を撮れば、芸術的な一枚が生まれそう。インスタ映えスポットその1は、西部の門なのだと瞬時に納得できました。

西部の門の近くには、手洗い場があります。この手洗い場、高さが低いので子どもたちは手やおもちゃがとっても洗いやすいので助かります。

芝生広場の向かいには、まるでギリシャのコロッセオを思わせるような広場が。ここでも子どもたちは大喜び。階段をひたすら登ったり降りたり。即席の障害物競走の始まりです。

少し疲れてきたのか、子どもたちは持参したシャボン玉で遊びはじめました。シャボン玉は秋の風に乗って、公園の緑豊かな木々を追い越し、空へ空へと昇っていきます。子どもたちの高なる胸と比例するように…。 
子どもたちが本当に欲しているのは最新のゲームでもおもしろいテレビでもなく、「思い切り身体を動かせる場所」なのかもしれない…。そんな風に感じながら、空へと消えていくシャボン玉を見つめていました。
「西部埋め立て第五公園に来てよかった!」心からそう感じた瞬間です。

西部埋め立て第五公園には、このような広いグランドもあります。芝生エリアでは野球やサッカーはできませんが、こちらのグラウンドでは、思いっきり楽しむことができます。お友だちと運動会ごっこをして遊ぶのも楽しそうですよね。

森の妖精からの贈り物

さてここで、西部埋め立て第五公園にある自然をいくつかご紹介しましょう。

まずはこちら。とっても珍しいアーモンドの木です。3月から4月にかけて桜のような花を咲かせ、その後実がなります。普段何気なく食べているアーモンドはこんな木に実を付けるんだ…とまじまじと眺めてしまいました。

続いてこちらの木。この木はいったい何の木でしょう?正解はヤマモモ。6月中旬になるとたくさんの実がなるのだそうです。大きな木にいっぱいのヤマモモ。さぞかし美しくキュートな光景でしょう。

「見てみて!」という子どもたちの声に振り向くと、なんとこんな大きな葉っぱを見つけていました。自分たちの顔よりも大きな葉っぱをお面にしておどける子どもたち。秋が深まるころにはきっと美しく色づくことでしょう。 

ふと道端に目を下ろすと、気が早いドングリが落ちていました。これからたくさんドングリに出会えることでしょう。まだ青いドングリを必死に収穫する子どもたち。 
ふと、娘がこんなことを言いました。 
「ねぇ、この公園、森の妖精さんが住んでるんじゃない?こんなにきれいな葉っぱやドングリがいっぱいあるから」 
確かにそうかも!もしかしたら、このまだ青いドングリは、「ようこそ西部第五公園へ!」という挨拶のしるしなのかもしれません。

運が良ければフカフカのお腹をした、大きな不思議な生き物に出会えるかもしれませんよ^^

日本庭園で森林浴

ふと目をやると、何やら鉄製の赤い門が目に入りました。好奇心をおさえきれない子どもたち、さっそく探検に出発です。

門をくぐるとそこには、竹林の小道。まるで京都を訪れたかのような錯覚に陥ります。
高くそびえたつ竹を見上げると、まるで竹の節が美しい模様を描いているように見えます。キラキラと輝く木漏れ日が美しい。しばし竹林を散策しながら、自然のもたらす美しさを心行くまで堪能しました。

ふと目の前が開けたと思ったら、なんとそこに広がるのは日本庭園!そう、西部埋め立て第五公園にはこんな美しい日本庭園もあるのです。

庭園には屋根付きのあずま屋があります。しばしこのあずま屋で休憩して、和の様式美に酔いしれます。
子どもたちは池の中にいる鯉にご挨拶。他にもカメが住んでいるのだとか。残念ながらこの日、カメはお散歩にでも出かけたのか、出会うことができませんでした。 

キラキラと太陽の光が反射して輝く水面。そう、賢明な読者のみなさんならもうおわかりですね。この日本庭園こそ隠れたインスタ映えスポットその2!竹林やあずま屋で写真を撮れば、オリエンタルでエキゾチックな一枚ができあがること間違いなしですね。

日本庭園を一周したら広島サンプラザの正面玄関へと出てきます。ぐるりと探検してもまだまだ遊び足りない子どもたち。西部埋め立て第五公園での楽しい時間はまだまだ続きます。

遊具がない公園なんて、子どもたちあまり楽しめないんじゃないかな…なんて考えてしまうのは大人の杞憂です。
だって、子どもたちは遊びの天才。何もないところから色んな「楽しい!」を生み出すことができるんです。

そしてそんな子どもたちの能力を最大限に発揮してくれる場所が、この西部埋め立て第五公園。広い敷地と豊かな自然、そして子どもたち。これだけ揃えば遊び方は無限大。 

さぁ、子どもに負けず、大人の我々も、ここ、西部埋め立て第五公園で汗だくになって遊んでみましょう!

ほら、木陰で大きな灰色の生き物が、ニッコリ笑ってこちらを見ています。

自然って雄大で美しい

季節によってさまざまな顔を見せてくれる西部埋め立て第五公園。ここでは自然の美しさと、子どもたちの輝く笑顔が待っています。ちょっとしたお散歩に訪れるもよし、みんなで一日中遊び倒すもよし。楽しみ方はそれぞれです。こんなにも素敵な公園が広島にあるなんて…!そう思わずにはいられない、「楽しい」を全身で表現できる素敵な公園です。
さぁ、これから紅葉が美しい季節。西部埋め立て第五公園で、秋の彩りを感じてみませんか? 

住所 

広島市西区商工センター3丁目2 

電話番号 

082-278-3794 

(西部埋立第五公園管理事務所) 

FAX 

082-278-3794 

公式HP 

http://dai5park-oken.jp/ 

担当ライター

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