私はこうして乗り切った!まわりに左右されずマイペースで妊娠を待つ方法

この記事をシェアする

結婚してしばらく経つと、「子どもはまだ?」「そろそろ、赤ちゃんが欲しくなったでしょう?」とまわりから妊娠を期待されることが増えますよね。私の場合、それらの言葉をどうやって受け流したかを紹介します。

人生初の挫折?なかなか子宝に恵まれなかった新婚時代

 

長男を妊娠するまでには、結婚から約2年かかりました。割と順調に過ごしてきた私の人生のなかでも、初めてとも言える大きな挫折を感じた時期です。私が妊娠するまでに、どんな日々を過ごしたかを紹介します。

結婚当初、夫が子どもを欲しがらなかった

実は以前、夫が大の子ども嫌いでした。結婚前から、「結婚はするけど、子どもはつくらないからね!」と何度か口にしていた夫。その発言を聞いても、「夫と結婚したい!」という私の意志は変わりませんでした。
というのも、「結婚したら、夫も少しは前向きに子どものことを考えてくれるはず!」という謎の自信があったためです。

ところが、結婚しても夫の「子どもはいらない!」という考えは相変わらず。一方、私は将来的に子どもが欲しかったため、当然夫とは何度もぶつかりました。
あの手この手で夫を説得すること、実に1年。「そこまで言うなら、まあ……」と夫が半ば折れた形にはなりましたが、何とか夫から「妊活OK!」を勝ち取ったのです。

▼子ども嫌いな夫を説得したエピソードについては、こちらの記事をご覧ください

自己流の妊活がなかなか上手くいかなかった

夫の協力を得て、結婚2年目から妊活をスタートさせた我が家。手始めに、毎日基礎体温を付けて、排卵日と予想される前後で数回ほどタイミングを取るようにしました。
基礎体温のグラフもきちんと2層に分かれていて、生理周期も安定していた私。「きっとすぐに妊娠できるはず!」と思い込んでいました

しかし、結果は毎月空振り。リセットするたびに、「またダメだった……」と落ち込むことが多くなりました。
自己流の妊活を初めて半年を過ぎた頃には、「こんなの意味ないじゃん!」と投げやりになり、基礎体温を付けない日も増えていきます。そのため、排卵日を予測しづらくなり、タイミングを取ることも適当になっていきました。

周囲の妊娠・出産報告にプレッシャーを感じた

私たち夫婦が自己流の妊活に苦戦するなか、私よりもあとに結婚した友人や知人から妊娠・出産の報告が耳に入ることは、本当にしんどかったです。

親しい人たちのとても喜ばしいことなのに、自分のなかに黒い感情が渦巻いて何度も苦しんだことを覚えています。「どうしてウチは赤ちゃんができないの?」「私は負け組なんだ……」「消えてしまいたい……」と、ネガティブな心に支配されていました。今思えば、当時の私は若干うつ気味だったのだと思います。

大学入試や資格試験は、ある程度対策をすれば合格の可能性が高まりますよね。しかし、妊活はどんなに対策しても、結果は0か100かでしかありません。出口のない暗いトンネルを手探りで進むような、いつも不安と隣り合わせの日々が続きました。

人と比べても仕方ない!長男を妊娠するまでに心がけたこと

自己流の妊活中に、うつうつとした私を救ってくれたのは、ほかでもない夫でした。夫のサポートを受けながら、待望の赤ちゃんを妊娠するまでに私が心がけたことを紹介します。

不安な気持ちは、すべて夫に打ち明けた

妊活中のネガティブな気持ちは、夫に伝えないようにしていました。なぜなら、夫から「やっぱり、子どもはいらない」とまた思われることが怖かったためです。しかし、どうしてもたまらずに、ある日夫に胸の内をさらけ出したことがあります。

面と向かって伝えられる自信がなかったため、夜布団に入って電気を消してから、というシチュエーションを選びました。最初はライトなテンションで、「なかなか、赤ちゃんてできないもんだね……」と始めたつもりでしたが、言葉の最後は思わず涙声に。そのあとは、堰を切ったように号泣してしまいました。

心配していた夫の反応はというと、とても優しかったです。私がとりとめのない気持ちをひと通り吐き出した後に、「俺は、そのうち妊娠できる気がしてる!だから、ほかの人のことは気にするな!」と言ってくれました。
その後も、気持ちが落ちるたびに相談し、超ポジティブな夫には何度救われたかわかりません。本当に感謝しています。

自己流の妊活を続けるリミットを、夫婦で決めた

「夜は暗い話をすると余計落ち込むから、明るい時間帯に話し合おう」という夫の考えで、仕事が休みの土日や祝日に、妊活の話を夫婦ですることが増えました。

当時、私は31歳。年齢的にも早く妊娠したかったため、ある日、夫と自己流で妊活を続けるリミットを決めました。それは、「あと3周期しても妊娠しなかったら、産婦人科で相談しよう」というもの。
それまでは自己流の適当な妊活をダラダラと続けていましたが、方向性が見えたことで気持ちがスッキリしました。「医療の力を頼れば何とかなるかも!」という期待感もあったように思います。

周囲に心を乱されないよう、SNS断ちをした

SNSをのぞくと、友人や知人の妊娠・出産報告に思いがけず出会うことってありますよね。他人の幸せ報告を目の当たりにするたびに、私は勝手に落ち込むことが多くなっていました。
「それならば……」と、私は思いきってスマートフォンから、いくつかのSNSアプリをアンインストール!日常的に連絡ツールとして使うLINEだけは残しましたが、タイムラインは見ないようにしました。

それまでは、ながらスマホでSNSのチェックをすることが癖になっていた私。SNS断ちをしてからは、まわりの動きに心を乱されることがとても少なくなりました

現在、第二子の妊活中!今回もマイペースで妊娠待機中

自己流の妊活を続け、「次の周期で産婦人科に行こうね」と夫婦で話していた矢先に、なんと妊娠が判明!息子の出産から数年が経ち、第二子もマイペースに妊活している私の現在を紹介します。

妊娠・出産を終えて数年後、「次の子はまだ?」の声にうんざり

夫のサポートがあってようやく授かった息子は、今年で4歳。春から広島市内の幼稚園に入り、先生やお友だちに刺激を受けて日々成長中のかわいい盛りです。

息子が2歳の誕生日を迎える前後、私のまわりで第二子を妊娠するママが増えました。私も「2歳差で弟か妹をつくってあげたいな」と思ってチャレンジしましたが、なかなか妊娠には至らず……。
思いきって産婦人科を受診したところ、私は排卵するためのホルモン量が少ないことがわかり、現在も定期的に通院しています。

幸いなことに、夫や私の両親たちは家族計画について口を出してくることはありません。しかし、親戚や友人・知人のなかには、あいさつ代わりに「次の子はまだ?」と聞いてくる人もいます。
その人たちに悪意はなくても、「またか~、もううんざり!」というのが正直な感想です。

息子を妊娠するまでに培った「よそはよそ、ウチはウチ」の精神

息子を妊娠するまでにメンタルが鍛えられたようで、周囲の心ない声も上手にかわせるようになりました。
たとえば、あまり会わない親戚には「こればっかりは授かりものですから~」と愛想笑いで逃げたり、信頼できる人には「実は今、産婦人科で治療中なんです」と正直に伝えたりしています。

たまに、その話題から離れようとしない困った人もいますが、「よそはよそ、ウチはウチですから!」と明るく笑い飛ばして一蹴!
あまりにしつこいときは、「私にはいいですけど、同じことを言われてひどく傷つく人もいると思いますよ?」と釘を刺すこともあります(笑)

妊活中はストレスこそ最大の敵!

妊活中は、まわりの言動にふり回されて、ストレスをためるのも良くありません。パートナーに辛い気持ちを受け止めてもらったり、少しずつ自分の心を守る術を身に着けたりして、ゆったりした心で妊娠を待ちたいですね。

担当ライター

この記事をシェアする