子育て中だからこそ♪子どもといっしょに作る料理が楽しい

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子どもが大きくなってくると、台所に立つママの料理に興味を持ち始めるかもしれません。子どもにとって野菜やお米など本物の食材を扱う料理のお手伝いは、最高の遊びのようなもの。それに、方法次第では子どもが料理作りの主戦力になってくれることもあるんです!今回は、子育て中に子どもといっしょに料理を作るメリットや子どもにもできる料理のお手伝いをご紹介します。

子どもといっしょに料理を作り始めたきっかけ

私が子どもと料理をいっしょに作り始めたのは、長女が1歳半になった頃でした。それまでは子どもが夕方のテレビを見ているときなどにチャチャッと夕飯を作っていましたが、夕方になると「抱っこ」や「遊んで」で構って欲しがるようになりなかなか料理が進まず困ったことがきっかけです。

ぐずる長女に「お味噌汁に入れるエノキさいてみる?」と渡したら、台所の床にペタンと座り込んで、大真面目に真剣に丁寧にエノキをさいてくれたことが始まりでした。

黙々と手作業をすることが効果的だったのか、あれだけぐずっていた子どもがすーっと落ち着いていく様子が印象的だったことを覚えています。

そして、子どもがさいたエノキの入った味噌汁のおいしかったこと!その日以来、料理を始める前に子どもがぐずったら、なにか子どもでもできる料理のお手伝いはないかと探し始めたのでした。

子どもといっしょに料理作りをするメリット

忙しい子育て中は、子どもといっしょに料理を作るなんて無理!と思うかもしれません。実際、包丁を握らせたり火の近くで作業をするようなときなどは、料理のお手伝いをしてもらえているというよりは、大変だと思う気持ちの方が大きいことも。それでも、子どもといっしょに料理することを続けているのは、メリットもたくさんあるからなんです。

親子の時間を持てる

日々生活に追われていると、子どもとしっかり触れ合う時間をなかなか見つけられないときがあります。でも、ご飯づくりだけは毎日続く生活の一部。そのご飯作りのなかで子どもといっしょに作業をすることで、料理ができ上がるだけではなく親子の時間も持てるので、一石二鳥なのです。

真剣に料理に取り組む子どもの姿がひたすらかわいい

本物の食材や調理道具、水や火を使うことになる料理。怪我をしてしまうリスクもあるので、おままごととは異なり親も子もどこか慎重で真剣になります。小さな手で野菜を切ったり米をといだり鍋を混ぜたりして、真剣に料理に取り組む姿は、どこまでもかわいいもの。子どもといっしょに料理をし始めてから早くも5~6年が過ぎようとしている今でも、料理中はシャッターチャンスの宝庫なんです♡

子どもが自分で作ったご飯はなぜかよく食べる

米をといだり、もやしの根をとったり、しめじをさいたりと料理作りで子どもが活躍できる場面は意外と多いもの。野菜炒めを作るときに、椅子に立たせて菜箸でつつくだけでも、「このご飯は私が作った」と子どもは誇らしげです。夕飯を食べるときには、お父さんに「これは私が作ったんよ!」と自慢し、普段よりももりもりとご飯を食べてくれるのが不思議でした。

未就園児からできるお手伝いいろいろ

広島で子育て中の我が家には、今3歳と6歳の姉妹がいます。未就園児のときからできるお手伝いの一部をご紹介します。

米とぎ

流し台の前に椅子を置いて高さを調整し、米をといでもらいます。しっかり洗えなくても、子どもが自己流で米をかき混ぜ、何度か水を替えている間に大体きれいになります。水替えはお米が流れやすいのでママがした方がよいかもしれません。

じゃがいもつぶし

じゃがいもを賽の目に切って茹でます。じゃがいもが冷えたら、ボウルにじゃがいもを入れてすりこぎを渡すとつぶしてくれます。じゃがいもを小さ目に切っておくと子どもでも潰しやすいです。

ゆで卵のからむき

冷えたゆで卵を渡すと剥きます。でも、目を離すとすぐペロっと食べてしまうこともあるのでご注意を。

しめじさき

しめじを1本1本にほぐしてからボウルに入れて渡して、縦にさく方法を伝えると大体さいてくれます。ときどき、横にさかれたしめじや、細かくさき過ぎてこなごなになったしめじもありますが、意外とお味噌汁に合います。

ギョーザ作り

ギョーザのタネをボウルに入れて、水を入れた容器とギョーザの皮、バット、タネをすくうスプーンを渡して包み方を教えながらいっしょにやります。薄っぺらくてカリカリのギョーザや、1/4に折りたたまれたギョーザなどさまざまな創作ギョーザもでき上がって楽しいですよ。

ぬか床混ぜ

ぬか床混ぜは泥んこ遊びの要領で子どもが喜ぶお手伝いのひとつです。冷たい感触が楽しいのか、しっかり混ぜ込んでくれますよ。

にんじんの皮むき

にんじんをまな板の上にしっかり置いて、ピーラーでそっとむきます。皮と中身が色が同じなので、同じ個所を何度もむかないようにそばについて見ておいてあげるとよいかもしれません。

きゅうり、じゃがいも、にんじん切りなど

きゅうりやじゃがいも、にんじんなど硬い野菜は、まな板に置く面が直線になるところまで切ってから渡すと、安心です。包丁の持ち方や立ち方、切るときの包丁の角度など子どもの自己流だと危ないので、しっかり横について教えながら見守りましょう。

たまに子どもといっしょに料理を作ってみては

子育て中に、子どもといっしょに作る料理はメリットがたくさんあります。いつもより30分だけ早くご飯作りに取り掛かれた日や、逆に忙しすぎて夕飯のおかずを少ない品数だけで済ませるときなどが狙いどき!「そうだ、子どもといっしょに料理しちゃおう♪」って楽しんでみてはいかがでしょうか。

担当ライター

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