4人目妊娠!上の子の「赤ちゃんはどうやったらお腹に来るの?」にどう答える?

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9歳・7歳・4歳の3兄弟を子育て中…第4子を授かりました。長男と10歳差で生まれてくる予定の赤ちゃん。子どもたちは赤ちゃんの名前を考えたり、性別を予想したりと嬉しそう。そんな中、子どもたちの素朴な疑問「どうやったら赤ちゃんはお腹の中に来るの?」にどう答えるか。助産師さんから聞いたお話を元に、赤ちゃんを授かることを子どもに伝えたエピソードを綴ります。

38歳、第4子妊娠しました

3兄弟が小学校や幼稚園に入り、忙しかった子育てもひと段落。ベビーグッズやマタニティ用品を処分していた38歳の春、思いがけず第4子を妊娠しました。

4年ぶりの妊娠は38歳という年齢もあってか、これまでとは一味違います。強い眠気と疲労感との闘い…家でも横になることが多く、家事も育児もままなりません。まだ妊娠初期でしたが、体調が整わないこともあって子どもたちに妊娠を打ち明けることにしました。

「お母さん、お腹に赤ちゃんがいるんよ」

そう子どもたちに打ち明けると、3兄弟は大喜び!「次の子も男の子がいい!」と、赤ちゃんにどんな名前を付けるか考えてワクワクしている様子。日ごろ、子どもたちからあと2人は赤ちゃんが欲しいと頼まれていたので、子どもたちにしてみれば念願の妊娠だったのです。

3兄弟の素朴な疑問「赤ちゃんはどうやったらお腹に来るの?」

妊娠したため体調が良くないことを伝えると、子どもたちは赤ちゃんがお腹にいるとお母さんの調子が悪くなることにびっくりしていました。

「赤ちゃんが大きくなるために、母さんは体を休めてねってことなんよ」
「母さんのお腹の中で、栄養をもらいながらちょっとずつ大きくなってるんだよ」
「みんなもお母さんのお腹の中にいたの、覚えてる?」

子どもたちは赤ちゃんのことに興味津々。お腹の中をのぞき込んだり、お腹に話しかけたりするのが日課となりました。中でも、子どもたちの最大の関心は「どうして赤ちゃんがお腹に来るの?」ということ。

この質問、私も幼いころに母にしたなぁ…淡い記憶がよみがえります。私の母は、たしか「お父さんとお母さんが結婚すると赤ちゃんができるんよ」と幼い私に教えてくれました。

子どもたちにどう伝えるか…助産師さんのお話を参考に話したこと

以前、助産師さんの「いのちのおはなし」講座を受けていた私。性に関すること、命を授かるということを、まだ子どもが小さいうちに親からきちんと伝えてあげることが大切なことを教わりました。

まだ子どもが小さいうち、というのは女の子なら初潮、男の子は精通が訪れる第二次性徴前のことを指します。第二次性徴に差し掛かる前の子どもは、まだ性に対する、いわゆる”いやらしい”という感情が芽生える前の時期。第二次性徴前の子どもに、性のことや命を授かることを当たりまえのこととして、大切に親が伝えてあげるのが良いそうです。また、子どもが興味を持って自分から聞いてきたときが、その子に話すタイミング。親にはぐらかされると、子どもは親に聞いてはいけないことと捉えてしまい、友人や雑誌などから誤った知識を得てしまうこともあるそうです。

そこで私は、いつも子どもたちにこんなことを話しています。

「母さんのお腹の中には赤ちゃんの”卵”が、父さんのおちんちんには赤ちゃんの”もと”があってね。母さんの赤ちゃんの卵と、父さんの赤ちゃんのもとがくっつくと赤ちゃんが命を授かるんだよ」
「みんなのおちんちんも、大きくなったら赤ちゃんのもとを作れるようになるから、大切にするんだよ。お風呂でも自分できれいに洗うんだよ」

なんだか恥ずかしい話ですが、堂々と当たりまえのこととして話すようにしています。言葉で伝えにくいところは、子ども向けの性にまつわる絵本を活用して。命を授かることはとても素晴らしいことだから、親の私から伝えられることは正しく伝えていきたいと思うのです。

衝撃?納得??子どもたちの反応は?

私はいつも内心ドキドキしながら話すのですが、子どもたちの反応はいつも「ふーん、そうなんだ」という感じ(笑)赤ちゃんを授かることや性に関することを、当たりまえのこととして素直に捉えられるようです。

小学4年生の長男には、学校の性教育で男と女の体の違いを勉強してくる前にこの話をしていました。親の言うことと学校で習った性教育の内容が繋がったようで、学校で習ったことも話してくれましたよ。

4歳の末っ子は、お風呂でおちんちんを洗いながら「ぼくの赤ちゃんのもとが、まだ小さいけどここに入っとるんよ」と話してくれます。「だから、大切に自分できれいに洗おうね。」と、私も続けて声をかけます。

命を授かる喜びを家族で分かち合う

命を授かることはとても尊いこと。しかし、赤ちゃんを授かる過程について、小さい子どもへの伝え方が難しいと思う人もいるのではないでしょうか。

私が実際に、子どもに赤ちゃんを授かることについて話してみて思ったのは、小さな子どもだからこそ、すんなりと自然なこととして受け入れられるということ。そして、信頼している親が心を込めて話すからこそ、しっかりと心に留まるのだと思います。性に関することをタブーとしてごまかすのではなく、命を授かるための大切なこととして子どもたちに伝わっていると嬉しいです。そして、これから赤ちゃんがお腹の中で成長し産まれてくる過程を、大切に家族と分かち合っていけたらと思います。

担当ライター

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