【私の出産体験記】双子出産経験後の1人出産って楽勝?意外と難航?末っ子が生まれるまで

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双子の出産経験がある私の末っ子出産の体験談を紹介します。帝王切開で出産することが決まり、すんなり済むと思い込んでいた出産でした。しかし意外といろんなことがあったので、帝王切開を知らない人や出産を控えている人の参考になればいいなと思います。

双子を生んでるし1人なんて余裕♪順調なマタニティーライフ

2016年に双子を管理入院もなく予定通りの計画出産ができた私。その2年後の2018年に三人目を授かりました。双子が入っていても大丈夫だった鋼の身体にもう1人を授かることは私の中ではなんの心配もありませんでした。
案の定、双子のときと同様つわりもなく順調にマタニティーライフを満喫♪出産方法は双子のときに帝王切開をしていたので、次回も帝王切開で!と病院側からいわれていたので、38週目に入ったら帝王切開が決まりました。
双子を職場の保育園に預けていたこともあり、1月初旬出産予定だったのにも関わらず年末まで(36週目後半ぐらいまで)親子ともどもお世話になりました。
余談ですが、当時の双子は道路に出れば走り回るやんちゃ盛りの2歳児。私も当然のように走って捕まえることはしょっちゅうで、それを見た同僚たちが「妊娠後期ってあんなに走り回って大丈夫なんだっけ?!妊婦なのに走るとか、元気よすぎるよね!」と話題にしていたとか。そんなこととはつゆ知らず、出産後に聞いた私はもはや、妊娠中の同僚に笑い話として話しています。

いざ!帝王切開!2回目となると意外と恐怖感が強い…。

順調なマタニティーライフを終え、出産予定日前日に入院することに。
双子のときと同じ要領だったのでここでもあんまり不安に感じることはありませんでした。逆に面倒を見てくれている旦那には悪いですが、ゆっくりと1人で寝られることに気持ちはワクワク♪
出産当日も体調に変わりはなく、朝一番の手術に臨めました。
しかし、手術の段取りが分かっているのがいけなかったのか、手術室に入るとどんどん不安な気持ちになってしまいました。

“麻酔を背中に打つときに失敗したら?
赤ちゃんが泣かなかったら?
麻酔が効きすぎて体調が悪くなったら?
とにかくなんかあったらどうする!?最悪の場合、うちがいなくなったときに双子はどうなる???“

などなど今思えば、考えすぎなほど悪い思考ばかりが頭をよぎっていました。
それでも手術の準備はたんたんと進み、効きすぎることなく半身麻酔が効き始めたころ手術がスタート!
意識はしっかりとあったので、隣に立ってくれていた看護師さんと少し話をしながら出産のときを待ちました。

そろそろ出るよ~(^^♪からのみぞおち激プッシュで力業出産に

麻酔のおかげで感覚がないまま10~20分ほど経ったころ、主治医の先生(男性)に「そろそろ赤ちゃんが出ますよ」と教えてもらいました。助手の方から「赤ちゃんを出すときに少しお腹を押すかもしれません」と言われたので、了解の旨を伝えて今か今かと待っていました。ただ、私は「双子のときも言われたけど結局押さずにスルンと出てきたし、今回もそんなに双子と変わらないサイズだからすんなり出るだろう」と安易に考えていました。
が、しかし!
いざ生まれるというときに胎盤が先に出始めたようで主治医の先生が
「そっち引っ込めて、赤ちゃんを先に出そう」と指示を出した瞬間、みぞおち辺りが急に苦しくなりました。
何が起きたのか分からず動ける範囲で目を向けると…
先生が全体重をかけてお腹を押しているではありませんか!柔道の寝技で押さえ込みでもやってんの!?ってくらい体重をのせてみぞおち付近をプッシュしていたので、さすがに麻酔が効いていても気持ちが悪くなってしまいました。
先生の激プッシュが3回目に入ったころ、ようやく「出るよ~!」の声が!
元気な産声と共に先生も私の身体の上から降りてくれて、一安心☆
手術前に感じていたさまざまな不安は、先生の激プッシュによりどこかに吹っ飛んでいました。それほど、出産よりも先生の寝技の方がしんどかったのです。

無事出産。でも手術室はとんでもないことになっていた!!

出産が無事に終わり、末っ子がきれいに処置されて初対面したときはやっぱり感動しました。少しだけ顔に触れさせてもらってすぐに新生児室に運ばれていき、残るは私の事後処理…。先生たちも無事に赤ちゃんが出たせいか若干穏やかな口調で術後処理が進んでいきました。
実際に見たわけではないですが、先生や看護師さんの会話や後から聞いた話によると、手術のときにつけるお腹の布?フィルム?のようなものがたわんでいて吸い取るはずの血液が手術台の下に垂れて床が血まみれの状態になっていたそうです。輸血が必要なほど出血したわけではなかったんですが、けっこう悲惨な状態だったそうです。
途中、ガーゼの数が合いませんとかいうフレーズも聞こえて「え!?」ってなりましたが、数え直したらちゃんと枚数分あったそうで一安心。
そうこうしているうちに血だまりも傷口もキレイに処理されて、私は移動式のベッドに移されて病室へ。ベッドの上に戻ると強張っていた身体からやっと力が抜けたように感じ、「やっぱり不安や緊張で無意識に体に力が入っていたんだなぁ」としみじみ感じた瞬間でした。

帝王切開でもいろんなケースがあるのを学んだ出産だった

今回の出産で、双子というイレギュラーな出産を無事に終えた経験していても、末っ子のときも同じにいくわけじゃないことを学びました。今から出産を控えている人も自然分娩からいきなり帝王切開に切り替わるケースがあるので、心の準備だけはしておいた方がいいかもしれませんよ☆

担当ライター

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