子育ての明暗を分ける?「寝ない子」と格闘した3年間の記録

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赤ちゃんや子どもの寝かしつけ。「…あれっ?なんで寝ないの?」子育て中のママやパパが一度は経験する悩みではないでしょうか。よく寝る子と全然寝ない子では、子育てで寝かしつけにかかるエネルギーが随分と変わってくるかもしれません。3歳差の姉妹を育てている我が家では、下の子が良く寝る子、上の子がずば抜けて「寝ない子」でした。今回は、そんな我が家で取り組んできた寝かしつけの奮闘記をご紹介します。

なんで寝ないの?発狂しそうな赤ちゃん期

広島で子育て中の我が家には現在7歳と4歳の娘がいます。小学校と幼稚園に通う今でこそ、寝る時間がきて絵本を読んだらすぅっと寝付いてくれますが、上の子が幼稚園にあがる前までの寝かしつけは本当に大変でした。
下の子は産まれたときからよく寝る子だったのであまり苦労しませんでしたが、上の子は赤ちゃんのときからずば抜けて「寝ない子」。上の子が赤ちゃんだったとき、22時頃でも余裕で目がさえていて、0時を過ぎて寝かしつけのつもりの授乳を終えても、目が合う…という日もしばしばでした。一旦寝ても、夜泣きや授乳で目が覚めると、また起きてしまう、ということも。布団におろすと泣くのでずっと抱っこして、朝4時頃ソファの上でだっこしながらようやく寝てくれた…という日も週に何度かありました。新聞配達のバイクの音を聞きながら「あぁ、もう朝なんだ…」とがっくりきていたことを今でも思い出します。私自身の睡眠不足から身体的にも精神的にも追い詰められて発狂しそうになったことも一度や二度ではありません。

起きた瞬間から寝かしつけを考える毎日。昼寝はゼロ!なのに、寝ない未就園児期

上の子が1歳を過ぎる頃には、朝起きた瞬間から「今日の夜には早く寝てくれるといいけど…」と思いながら、寝かしつけを中心とした生活を送るようになっていました。寝かしつけのために取り組んだことはたくさんあります。
・午前中に公園に遊びに行く
しっかり運動をさせて、体が疲れたらおのずと眠るはずだと午前中から近所の公園に通っていました。行き帰りの道中もベビーカーやだっこはなしで自分で歩いてもらい、公園では本人が飽きるまで遊ばせる日々。気が付くと2時間くらい経っていたことはざらです。
・昼寝のための寝かしつけをしてみる
帰宅し昼ごはんを食べたら、カーテンをおろし明かりを消して、まるで夜のような雰囲気に。布団も敷いて、昼寝のための寝かしつけのスタートです。だっこでゆらゆらしたり、歌を歌ったり、絵本を読んでみたり、授乳したりとなんとか寝かしつけようと挑戦。でも、我が家の場合は、ことごとくアウトでした。昼寝のための寝かしつけに1時間近く取り組んでもあくび一つしない我が子を連れて夕方再度公園に…。この時期、公園には「ただいまー」という感じで通っていましたね。
・寝かしつけをお父さんに頼む
授乳期を過ぎてからは、寝かしつけに授乳が必要ないならお父さんでも寝かしつけられるだろうと思って主人に寝かしつけを頼んだことも。でも、「ママ~!」と泣いて呼ぶ子の声に私自身が耐えられなくなったり、主人が仕事で遅い日はリズムが崩れてしまったりするので、我が家ではうまくいきませんでした。
・寝なくても21時半には寝室に入る
寝ないだろう、と分かっていても21時半には寝室に入るように心がけていました。それでも寝室に入って1時間以上寝かしつけにかかることが日常茶飯事。まだ小さい我が子に「いい加減早く寝なさい!」と怒鳴りつけてしまい、自己嫌悪に陥る日も少なくなかったです。

「寝ない子もいる」と悟りの境地に

あまりに寝かしつけに囚われすぎてヘトヘトになった時期、子どもとの関係が緊張したものになってしまって落ち込んだ時期があります。あるとき、「寝かしつけの問題で子育てを楽しめないなんてもったいない」と思い、「寝ない子もいる」と悟りの境地に達したことで、少し気が楽になりました。

幼稚園が始まってやっと整った生活リズム

上の子の幼稚園が始まってバスのお迎えの時間が早かったことから、子どもが寝ていても6時台には必ず起こさざるを得なくなってから、やっと生活リズムが整いました。今思い起こすと、「寝る時間」よりも「起きる時間」にもっと真剣に取り組むべきだったんだと反省しきりです。学校生活が始まってからは21時過ぎには寝室に入り、22時前には寝付くことが普通になりました。下の子に至っては、19時台に寝落ちしてしまうことも。上の子は、朝早く起きて学校で体を動かしている今でも、帰宅後昼寝ゼロなのに夜寝付くのが22時をまわってしまうことがあるので、たぶん体力がすごくあるタイプなんだろうなと思います。

学校生活を想定した生活リズムで過ごしてみよう

未就園児の子育て中に「なぜかうちの子寝ない…」と悩むママもいるかもしれません。寝たり起きたりを繰り返す時期が過ぎて、子どもがある程度まとまって眠れるようになってきたら、学校生活を想定した生活リズムで過ごしてみてはいかがでしょうか。段々と生活リズムが整って、寝かしつけにかかるエネルギーが少なく済むかもしれません。

担当ライター

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