ちょっぴり笑える?痛がりのわたしの産婦人科エピソード

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ちいさな頃から痛いことが苦手なわたし。初めての妊娠が判明し、両親に報告をした際も「痛がりなのに出産耐えられるん?無痛分娩とか調べてみれば?」なんて言われてしまうほどでした(実際は耐えるしかないと思うのですが…(笑))。
今回は痛がりなわたしが広島で妊娠し、出産したときのちょっぴり笑える産婦人科エピソードをご紹介します。

エピソード1:採血の際、やたらと看護師さんに心配される

昔から他の人よりも痛いことが苦手なわたし。しかし思い返せば、幼少期は健康診断の採血やインフルエンザなどの流行病の予防接種はへっちゃらだったような記憶があります。
いつからわたしは、採血や注射までもが苦手になってしまったのだろうか…。そう考えたときに、中学生の頃に海外へ在住することになり、出国前の短い期間でたくさんの予防接種を一気に受けたトラウマ?を思い出しました。考えてみればその頃から、採血や注射の類が苦手になった気がするのです。高校生の頃の健康診断では、採血のあとに倒れて保健室へ担ぎ込まれたこともありました(笑)。
妊娠が判明し、晴れてプレママとなったにも関わらず、そのトラウマをずるずる引きずるわたし。案の定妊娠後はじめての採血検査で気分が悪くなり、採血後個室で寝かされる事態になりました…。
その後定期的に採血を行うときも、看護師さんから「今日は大丈夫?あらかじめ横になってから採血しようか?」とやたら心配されるように。周りのプレママさんは普通に座って採血をしているのに、わたしだけ個室に通されベッドに横になってからの採血…心遣いはとてもありがたく、おかげさまで採血後に倒れたりすることもなかったのですが、「母親になるのにこの始末…」と、ちょっぴり情けない&恥ずかしかったです。

エピソード2:まさかの事態!内診で意識を失う

産婦人科に関するエピソードの中で一番忘れられないのが、内診で意識を失ったときのことです。わたしが通っていた産婦人科は、院長先生の他に理事長先生や非常勤の先生もいらっしゃるところで、わたしはいつも理事長先生に診てもらっていました。
内診で意識を失うというまさかの事態が起きたその日は、いつも診てくださっていた理事長先生は休診。理事長先生のかわりに、非常勤の先生に診てもらうことになりました。
きっと無意識のうちに緊張して力が入ってしまっていたのだろうと思うのですが、エコー前の処置?をしてもらっているときに痛みを覚え、その痛みに耐えているうちに頭の先からサーっと血の気が引いていく感覚になり、気づいたら意識を失っていました…。看護師さんに「大丈夫?!痛かったかな?!」と声を掛けられながら肩を叩かれ、ようやく意識を取り戻したときには内診台が元の位置に戻っており、診察も終わった後。しばらく休んでから帰るようにと言われ、その日の診察は終わりました。
自分でも「内診で意識を失うなんて…出産のときはもっと何倍も痛いだろうに…」と不安に思ったのを今でも覚えています。

エピソード3:陣痛中の妊婦さんのおたけびにビビる

出産予定日を数日過ぎた頃、ようやく自分にも陣痛らしきものが!そわそわしながら産婦人科へ連絡すると、「入院道具を持って一度来てみてください」と言われ、予約していた陣痛タクシー(妊婦対応タクシー)で産婦人科へ向かいました。
産婦人科へ到着し、診察してもらうと「しっかり陣痛がきているので入院しましょう」と、その場で入院が決定。そして、看護師さんに連れられて入院部屋へ向かっていたときのことです。
分娩室や分娩待機室がある方向から「痛い痛い痛い~!!」「もう無理!!」「死んじゃう~!!」というおたけびが聞こえてきたのです…。それを聞いたわたしは、「陣痛が痛いのは覚悟していたけれど、あんなに痛いの?!」とビビりまくり。実際に自分が陣痛MAXのときはいきみを逃すため必死に深呼吸をしていて叫ぶ余裕はありませんでしたが(笑)、陣痛が始まったばかりのわたしにとって、あのおたけびはものすごく衝撃的だったことを覚えています。

エピソード4:産後の排泄が怖い!

無事出産を終え、「最大の痛みを乗り越えたぞ~!かわいい子どもを産んだぞ~!」と、プチ産後ハイになっていたわたし。看護師さんに「産後の排泄頑張ってね、できたら教えてね~」と言われ、一気に現実に引き返されました(笑)。
出産してから数時間後、チクチクとした痛みにこらえつつ「おしっこをする」という目標は無事達成。しかし大のほうはなかなかうまくいかず…。もともとお通じがスムーズなタイプではなかったこともあり、「出産したばかりでお腹に力を入れるのが怖い!」「おしっこでもチクチクしみて痛かったのに大なんてしたらどうなるの?!」などという不安から、いつまでたっても勇気が出ませんでした…。
結局、見かねた先生に酸化マグネシウムを処方され、大のほうも無事達成(笑)。出産して痛いことをすべて乗り越えたと思っていたわたしには、思わぬ落とし穴があったのでした。

こんなわたしでも出産できたから、きっとみんな乗り越えられる!

最近、わたしの身のまわりではベビーブーム中。LINEなどで「妊娠したよ!」という嬉しい報告を受けることが増えてきています。
同世代の中でも比較的早めに出産したわたしは、よく「出産どうだった?痛かった?」と聞かれるのですが、そんなときは「こんな痛がりのわたしでもなんとかなったから、きっと乗り越えられるよ!」と、恥を忍んで自分の情けない産婦人科での痛がりエピソードを披露することにしています。
命がけの出産だからこそ、できるだけリラックスして臨みたいもの。この記事を読んでくださったプレママさんにも、「あんなに痛がりの人でも乗り越えられたんだからきっと大丈夫!」と思ってもらえたら嬉しいです(笑)。

担当ライター

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