妊娠中も釣りへ!釣り好きの私たち夫婦が釣りに出かけ続けた話

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車中泊をしながら釣りをするのにはまった私たち夫婦。妊娠に気が付く前は休日が来るのが楽しみで、次はどこに行こうかと計画を練っては毎週のように出かけていました。そんな私たちが妊娠期間中、ずっと大人しくできるわけもなく…。今回は、妊娠中も釣りを続けた話や妊娠中に釣りで気を付けたことをお届けします。

妊娠に気が付いたキッカケは夜釣り

私が「妊娠しているかも?」と気が付いたキッカケはいくつかあるのですが、そのひとつが夜釣りでした。
ところで、私たち夫婦は陸釣り専門。船の上から釣りを楽しむことはほとんどなく、いつもどこかスポットを決めて陸から釣り糸を垂らすスタイルで楽しんでいます。それは昼夜問わずで、ときには夜釣りに出かけていました。
私は夜釣りに「強い」というか、眠気などを感じることがありませんでした。そう、妊娠するまでは。
ある日、いつものように夜釣りを楽しんでいると、なんだか体がだるくて重くて疲れを感じ、さらに耐えられないほどの眠気に襲われたのです。その日は、海に面した少し入り組んだ崖の上に立って釣りをしていたので、ふらついて身の危険を覚えました。「これはやばい」と、私だけが車に引き上げて、その日は寝込みました。
車に戻ってきた夫も私が夜釣りのときに「眠たい」なんてと、不思議そうにしていたのを覚えています。
これがキッカケのひとつとなり、妊娠検査薬を使用したところ妊娠が判明。妊婦としての生活がスタートしたのでした。

妊娠中期から釣りに復帰

妊娠が判明して少しした頃、仕事が忙しすぎたのか出血してしまい切迫流産の危機に。そのため、妊娠初期は極めて安静にして過ごしていたので当然釣りは封印していました。
それでも妊娠中期に入った頃から体を動かせるようになり、近場での釣りを解禁しようということになりました。
しかし、妊娠中期の釣りは、いままでのように手放しで楽しむのは少し難しかったです。その理由は妊娠して敏感になった「臭い」にありました。
この頃の私たち夫婦の定番釣りスポットは、広島のお隣、山口県の周防大島。緑豊かな山を背景に穏やかな波の海が広がり、島から見える景色は爽快です。何度足を運んだのかすら思い出せないほど、周防大島へ出かけました。
いつもなら、島に到着すると釣具屋さんに入り、今日狙いたい魚の情報を聞いてその魚の餌を買ったり釣り針を新調したりするのですが、この頃の私はまだ臭いに敏感な状態にありました。釣具屋さんの店内では餌の臭いに「うっ」となってしまい、妊娠中期には釣具屋さんには一度しか入れませんでした。
さらに、釣った魚の臭いにも悩みました。いつもは釣った魚を持ち帰り、料理することもあるのですが、このときは同じ車内に魚を乗せると臭いが気になって仕方ないのです。
そのため、この時期の釣りは専ら釣っては逃がす「キャッチ&リリース」になっていました。

さすがにしんどい妊娠後期の釣り

妊娠生活は順調に進んで妊娠後期を迎えても釣りを楽しむことはできていましたが、やはり大きなお腹を抱えての釣りはリスクも伴います。
特に、釣りをする場所は厳選しておかないといけません。足元の状態が悪いと転倒する恐れもあるため、これまで釣りを楽しんでいた島の先端に位置する秘境のような場所は避けて開けた広い場所に限定し、なお且つトイレが近い場所で釣りをしました。妊婦は頻尿になりますからね。
そして、体を冷やさないために防寒着を着込んで挑んだため、本当に動きづらいままの釣りになりました。これまでは、釣った魚の針を外す、餌を針につけるといった作業はしゃがんで行っていましたがお腹が大きいと難しいので、いちいち夫を呼んで対処してもらわなくてはなりません。
結果、妊娠後期の釣りは、釣りをすることがメインではなく、釣り場から景色を眺めて夫婦でお茶を飲むといった方向にシフトしていきました。
釣りはメインではなくなりましたが、眼前に広がる海原を眺めながらゆったりと時間を過ごすことができ、夫婦で産後のことやこれからのことなどたくさん話をしました。
妊娠後期に「釣りに出かける」というと、びっくりされることもありましたが、夫婦のコミュニケーションがとれ有意義な時間を過ごせたと思っています。

妊娠中の釣り 気を付けたこと

妊娠中、釣りをするうえで私たち夫婦が気を付けていたことをご紹介します。
まずは、釣り場のリサーチです。駐車スペースがあるか、歩きやすい場所かといったことを中心に確認しました。次に、もしもの場合を考えて、その釣り場付近の休日診療をしてくれる病院の場所を確認していました。
そして、体に負担をかけないように釣りを楽しむため、折り畳みのイスも持参していました。

夫婦の時間を大切にできてよかった

釣りは夫婦で共通の趣味だったので、「産後はできなくなる時期が来る」との思いから妊娠中もなんとか継続しました。しかし今思えば、釣りの目的は魚ではなく、釣りをしながら過ごす夫婦だけの時間だったのかもしれません。大きなお腹を抱えて、どうやって釣りに出かけるかふたりで悩んだことも良い思い出になっています。
釣りを通して出産前に夫婦の時間を大切に過ごせてよかったと感じています。

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担当ライター

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